夏が過ぎ、秋になるにつれてだるくなったり、
憂鬱になったり熟睡出来なかったり…
そんなあなたは「秋うつ」かもしれません。
今の時期、空がどんより暗くなる10月~11月にかけて
発症すると言われている
放っておいても3月ごろに収まる
というサイクルを繰り返す症状から
「ウィンターブルー(冬季うつ病)」とも言われています。
「セロトニン」と呼ばれる脳内物質の濃度を高めることが
うつ病の治療薬として期待されていますが、
夏に比べて日照時間が減少することで
セロトニンが生産されづらくなります。
そのせいで10月〜11月にかけて発症する方が多いようです 。
睡眠時間はしっかり確保したはずなのに、
次の日に強い眠気に襲われたり、1日中眠かったり、
あるいは何時間寝ても起きられなかったりする
食欲増加に伴い炭水化物やチョコレートなどの
甘いものを多くとるようになり、体重が増加する
これらは「秋うつ」特有のものです。
その他に一般的なうつ病と同様な症状がみられます。
秋うつの原因は日照時間の短縮による
セロトニンの減少によるものが多いため、
意識的に日の光を浴びることが予防・対処の第一歩となります。
遮光カーテンを閉め切って寝ている方などは、
セロトニンの分泌が抑えられてしまうので要注意です。
ウォーキングなど、一定のリズムを伴った運動を
1日20分程度続けることをおすすめします。
リズムを保つことによってセロトニンが
分泌されやすくなると言われています。
セロトニンを体内で効果的に増やすために、
トリプトファンを多く含むヨーグルトやチーズ、みそ、
キムチなど乳酸菌の多い食品を積極的に取り入れましょう。
日常生活での積み重ねが、
「秋うつ」の予防・対処につながります。
普段の生活をぜひ見直し、心身ともに健康で
働き続けられるようにしていきましょう!